Blastbeat感想1

先週末から、体調不良で書けませんでしたが、
以前日記(http://d.hatena.ne.jp/mikapon830/20090713/1247503312)でお知らせしたBlastbeatの感想です。


Blastbeatとは、「高校生向けの社会教育プログラム」です。
高校生が「ロックコンサートの企画・運営」を通じて
ビジネスとは何かを学び、利益の一部を慈善事業に
還元することで社会問題への気づきを促すプログラムです。
http://www.blastbeat.org/index.php


Blastbeatを紹介した「チェンジ・メーカー」という番組。
短かった、見終わった瞬間そう思ったくらい、
あっという間の30分でした。


見終わった感想を短くまとめると、


「信じてくれる人がいることで、人は強くなる。
そして、それがビジネスを通じると、
時に、より強固で続くものになるかもしれない。」


では、長々と書いていきます。


番組の中では
Blastbeatという活動を始めたチェンジ・メーカーである、
Robert Stephenson本人のスタンスに非常に引き込まれました。
若者たちには、力があると信じているRobert Stephensonの
真剣な眼差しと語りが凄いのです。
それが非常に心に残りました。
(若者に、「自分たちの力で、ライブを行うことを考えろ
君たちにもできる」というようなことを熱く
話しかけている場面があり、それがとても印象的でした。)


「今時の若い奴は〜」という前に、
その若い者を変えるにはどうすればいいかを考えることが大事で、
そう考える人の輪を少しずつでも大きくしていくことが大事なのですよね。
何かを浸透させていくには、ファン(支援者)をつくることが大事ですよね。
Robert Stephensonは、非常にそのことを良く理解しているなと思います。


VTRの中で、Blastbeatを体験をさせてもらった子が、
Blastbeatのスタッフとなって働くことに興味を持っていたことも
印象的で、とても共感できました。

自分がしてもらったことを、次の世代に返したいと強く思う心。
それが、広まっていくことが大切です。


共感できたのは、Blastbeatとは少し違う活動ですが、
その活動を通して、私を信じてくれた大人に、
運よくたくさん出会うことができたからだと思います。


例えば、私は今では、理系の大学院に通っていますが、
中学時代の理科の成績は散々なもので、
恥ずかしながら、最低点ではありますが、
24点をとったこともありました。ひどいものです。
エスカレーターで高校に無事入り、
そこでひょんなことから、生物部に入り
そこの顧問のN山先生に会い、そこから変わりました。


年配だが、とてもアクティブで、部活動に熱心な先生で、
研究の面白さを教えてくれるのははもちろんのこと、
部費が少ないので、研究費を先生が出してくれたり、
生物部にも大会があり、地区、県、九州と
勝ち上がる楽しさを教えてくれ
(例えば、上級生のクラスで発表練習をさせられたりして、
非常に、鍛えられました。当時は相当怖かった。。。)
文化系部活動ながら、充実した時を過ごすことができました。
(最近、研究のために来ているつくばでも、
IBO<国際生物学オリンピック>があっていて、
高校時代にこういう経験をすることは大事だな
と自分の高校時代を思い出しました。
http://www.jbo-info.jp/


大学時代にも、大学院時代にも、有難いことに
私の周りには、いつも可能性を信じてくれる大人がいました。
若者のやることを面白がって応援してくれる大人に
たくさん出会うことができたことを感謝しているから、
私もそうなりたいと思っています。


自分の可能性を開くことと平行して、
自分がしてもらったことを、次の世代に返したいと思い、、
できる事から、始めているつもりですが、
まだまだなので、頑張ります。


NHKでの放送をきっかけに、Blastbeatが日本でも
できるようになってほしいなと思います。
本家では、まずイギリスの文部省が
資金を援助してくれたそうですから、
日本でするとなると、やはり文部科学省
ビジネスや人材育成が入ると経産省
合同企画とかになっちゃうんでしょうか。
まずは、草の根とかでも、新しい芽が
出てきて、みんなで応援していけたらと思います。<つづく>