新型インフルのタミフル耐性を聞いて考えたこと

ロシュが、デンマーク新型インフルエンザ(H1N1型)
感染者から、ロシュ製造の抗ウイルス薬「タミフル」に
耐性を持つウイルスを初めて確認したと発表しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090630-00000827-reu-int


まあ、患者さんの容態は安定しているそうで、
変異は危険なものではなさそうですし、
これからもタミフルは使われそうで、
今日の中外の株価も、そんなに動いてないですね。
前日比+13でした。


少しずつ、ウイルスの変異が始まってきているようですね。
マスクを慌てて配備するのではなくて、落ち着いて、
ワクチンについて、話し合う機会になるといいなと思います。


日本はワクチンにおける開発力はあると思うのですが、
新たなワクチンの実用化は遅いなと思っています。
トランスレーショナル・リサーチが十分でなく
治験の問題、ワクチンメーカーの規模など
問題は山積みですが、話し合って改善していく
良い機会ではないかなと思います。


ちなみに、6月にスイス医薬品大手のNovartisが、
新型インフルエンザワクチンを開発していますね。
既に、世界30カ国から注文がきているそうです。


★Novartisが新型インフルエンザワクチン開発★
http://www.swissinfo.ch/jpn/top_news.html?siteSect=117&sid=10817987&ty=st


わかりやすい大手のものを備蓄して、
「はい、終わり〜!」とせずに、
今後のワクチン開発をどうしていくかを話し合う機会に
なることを、切に願います。